TS-680V(KENWOOD ALL MODE MULTIBANDER)


 KENWOODのHF〜50MHz10W固定機、TS-680Vです。
 新品で購入後、しばらくしてローカルに売ってしまったのですが、また欲しくなり中古で購入したリグです。
 本格的なHF機ではなく、どちらかと言えば入門用の部類ですが、シンプル操作で使い勝手が良いリグですね。
 また、伝統あるTRIOトーンを継承しており、長い間聞いていても、聞き疲れしません。
 型番もTS-600の伝統を引きついていて◎です。
 バンドコンディションの確認や、ローカルラグチュー、移動用などに重宝しています。



・ 特徴
 普通、HFの機械ともなれば、パネルにぎっしりツマミが配置されていますが、このリグはツマミはたった3箇所しかありません。
 これがシンプル操作の証でもありますが、その代わり、あまり使用頻度が高くない機能には、小さいスライドVRやスイッチを
使用しています。
 下の写真はパネル左側のスイッチ、ツマミです。RF AMPは、28MHzと50MHzしか機能しません。
 また、プロセッサー(PROC)も一応搭載していますが、AFタイプです。
 中央のM..CH/VFO CHツマミは、VFOの早送りに利用できるため、ワッチ時の使用頻度が高いですね。
 

 パネル右側のスイッチ、ツマミです。
 NBはレベル可変付きの本格的なもので、通常とウッドペッカー用が実装されてます。勿論、効きは良好です。
 バンド切替ですが、通常はアマチュアバンドの上下ですが、右横の1MHzSWがONの場合は、単純に1MHz単位での上下となります。

 

 Sメータは、やはりアナログが良いですね。液晶のバーグラフより、見ていて心が和みます。


 見やすい表示部。液晶でないためか、経年変化は感じられません。



・ 気になる点
 (1) M..CH/VFO CHのエンコーダが不良になりやすい。
    これは交換する以外に手はないようです。最初に買った物は、KENWOODのサービスから取寄せ、自分で交換しました。
 (2) MICやPWRのスライドボリュームが、結構クリチカルで、調整がやや難しい。
 (3) 混変調に弱い。
    これは回路構成上仕方のないことですが、コンテスト等でガンガン使用しない限り、それほど気になりません。
 

・ 注意点
  特にありません。