IC−251の修理


  手持ちのIC-251ですが、久しぶりに使ってみたら不調になっていたため、レストアしました。
  思い入れのあるリグですから、完全復活が目標です。
  
  


 
・ 現状確認
  しばらく火を入れなかったので、すねてしまったのでしょうか?
  メーターが振れなくなっているのと、周波数表示がおかしくなっています。
  メーターは送受NG、周波数表示は、メインダイヤルを回すと、アルファベットが表示されたり、
 変なところにドットが表示されたりします。トホホ      
   


・ 原因・対処
  メーターですが、よく見ると、文字盤がなんか少しずれてるような気がします。パネルからメーターを取外し、バラしてみると、
 何とメーター本体から文字盤が外れて、針と接触しているではありませんか。これではメーターが振れないはずです。
  この文字盤、もともと両面テープでメータ本体に貼り付けられており、照明用ランプの熱でテープの粘着力が落ち、
 外れたのではないかと思われます。
  対処としては、両面テープで再接着となりますが、予防として、メータ照明用ランプに抵抗をかまし、
 熱の影響が少なくなるよう、調整しときました。
  
周波数表示の方は、当初、制御用ドライバーICの不良を疑いましたが、オシロで追っかけたところ、
 正規な信号が出力されていることがわかりました。そのため、表示部自体が不良である可能性が濃厚となりました。
  しかしこの表示部、昔の電卓に使われているような代物で、果たして25年以上たった今、同じ物が手に入るかが疑問でした。
  駄目もとで、ICOMのサービスにメールで連絡したところ、何と”ある”とのこと。感謝感激です。
  早速取寄せ交換したところ、あっさり直りました。部品代約1,600円。ICOMさんありがとう。