FT-709のレストア


  電源が入らないジャンク品の430MHzハンディー、FT-709を入手したのでレストアしてみました。
  ブルーのテンキーがお気に入りでして、何台あっても飽きません・・・
  
  


 
・ 現状確認
  電源がまったく入りません。何度も電源SWをカチャカチャやりましたがNG。
  電源SWの接触不良と思ったのに当てが外れました。
  仕方ありませんので中を開け、観察することに・・・
  

  パッと見、問題ないんですよねえ〜
  


・ 原因・対処
  ふとケースの内側をみると、黒く煤けてる場所を発見。
  その場所の部品側をよく見ると、なんとタンタルコンの頭が吹っ飛んで、焼け焦げてすではありませんか。
  交換するため外して、テスターでチェックしてみると、これまたショートモードです。

  

  取り合えず同等のものに交換。↓
  それも、部品実装面からちょん付けする、お得意の方法で。(半田面はシールド板があり、アクセスするのが大変でして・・)
  

  タンタル不良と電源入らずの因果関係を確認するため、回路図とにらめっこです。
  タンタルはファイナルのB電源のパスコン。 ↓
  これがショートでは、どこかが焼き切れてますよねえ〜
  

  電源SWからコネクターまでのパターンが焼き切れていました。適当な線材で補修。
  めでたく復活となりました。
  

 その後、無線機テスターで動作確認しましたが、周波数もほぼあってますし、受信感度や出力、変調も問題ありませんでした。