私のレストア７つ道具を紹介します。この７つ道具でレストアが完了しないものは、故障修理や測定器を使った調整作業
を行うことになります。まあ、たいがい調整や修理を行うことになりますが、７つ道具による作業は、私のレストアの基本中
の基本作業です。
・ パソコンクリーナー
オークション等で入手したリグは、結構汚れているものが多く、私の場合まず始めにすることは、この汚れ落しです。
ツマミやパネルを外し、水で洗うのも良いですが、特別酷い汚れでなければ、なかなかそこまでできません。
私の場合、濡れ雑巾であらかたの汚れを落とした後、このパソコンクリーナをリグ全体に吹きかけ、数分後、拭取る
方法で行なっています。大概のリグは、この方法でピカピカになりますよ。
・ 接点洗浄剤
古いリグのプッシュスイッチやロータリースイッチの接点は長年の使用で汚れが付着しており、これを綺麗にしてあげない
ことには、まともな動作は期待できません。多くのジャンク品が、この作業のみでよみがえりました。効果は絶大ですが、使用
は必要最小が基本で、接触の悪いものだけに使用するのがベターです。
・ 接点復活剤（保護剤）
接触不良が重症である場合、先の洗浄剤で処理後、使用すると効果的です。軽微なものは、本品だけで十分対応できる
と思います。
これも使用は必要最小が基本で、やたらふりかけないほうがベターです。あと、ボリュームのガリも、これで直してますよ。
・ アルコール
アンテナコネクタや、マイクコネクタなど、綿棒にアルコール付け、洗浄すると綺麗になります。
その他、色々な場面で利用できますので、入手しておく事をおすすめします。
・ シリコンスプレー
最後の仕上げに使用してます。何となくツマミに光沢がない、色あせているとか、樹脂部品の色艶が悪いなど、こいつを
適量振りかけると、光沢がよみがえり、表面を保護してくれます。
ＤＩＹショップなどで、300円ぐらいで売ってますので、１本買っておいて損はないですよ。
私はこれで、ＣＴパドルや、FT-736のプッシュスイッチ（腐食することで有名）を磨いてます。
・ ＣＲＣ５-５６
電気的接触が必要な金属部分や、ロッドアンテナなどの清掃に使ってます。
また、名刺（紙切れ）にＣＲＣをしみ込ませ、リレーの接点洗浄を行いますが、効果絶大ですね。（有名な話ですよね）
・ ピカール
メッキ部分の腐食落しなどに使用してます。パネル表面をこれで一皮むくという荒業もありますよ。